大学亭レジュメの学生ブログ

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童貞捨てたら家庭崩壊した

これを見ているあなたはどのように童貞を捨てたのか覚えているだろうか。さぞ生ぬるい夜だったろう。どれだけSEXというものに、さながら少女漫画のような淡い妄想を連ねていただろうか、思い出していただきたい。

2022年8月18日午前8時30分頃、僕は童貞を捨てた。朝活の一貫である。初体験なので、今からVlogを始めたとしてもルーティンとして紹介できないのがいたく残念なものだ。この経験は墓場まで持っていかなければならないがここで吐露させていただこう。

17日夜、酒を飲んだ。しこたま飲んで、酔った。隣には女の子が2人おったとが、今日も何も無く帰宅して、涙の自慰に至る未来が見え透いていたので、またコンビニで買ったお茶割りを飲み干した。いつもと同じまろやかな苦味。

そんなお茶割りの代わり映えのなさと対象にどこか一味違ったのが当日の私だ。

酔っ払わなきゃ人間じゃねえと、また1本ぐいといき、カラオケで微妙に流行った曲を歌って、そういえば俺は人間じゃねえと思い出したので隣の女の子を口説いてみた。口説いてみたというタグをニコニコ動画で流行らせようかと考える余裕はあったので心配は無用だ。

そんでもって、気づいたらめちゃくちゃキスしてた。もう1人の女の子は寝ているので、気づかれないよう、半分空気、もう半分は太陽みたいな熱さで、何回もした。童貞なのにすごく一緒になりたいと思った。話は早いもので、ホテルに行こうとなる。現代っ子ではあっても人間ではないので携帯がないとホテルの場所すらわからないような僕らは、たぶん子鹿だった。その実、2人して携帯を部屋に置いてきたのである。悔しくてらカラオケのトイレでかましてやろうかと思った。お酒を飲んでいるので人間になっている僕は人間らしく倫理観というものが働いたのでやめた。

そのまま朝が来て、女2人が起動したところからいつもの調子が戻ってきたわけである。

朝になると、昨夜のことは、数十分も前のことすらも忘れ去ってしまっていた。きっと銀河鉄道に乗っていたんだと、そう自分を落ち着かせた。間違ってはいない。いや、女の子に乗られていた僕が銀河鉄道だったのだ。そう考えているうちにずっと寝てた方の女が帰っていった。銀河鉄道ペアの僕らは東京へ。東京は曇り空。僕の心模様。お酒を飲んでいないので人間ではない僕らは東京で降りることができず途中下車をしてしまった。御託を並べたくないので簡潔に描くと、しっかりホテルに向かった。電車モチーフルームに入り痴漢プレイを嗜むかはかなり悩んだが、やめた。そういえばここまでの決断はかなり一般的でエンタメ性もなにもないことに気づいて、このブログを閉じる思考にまで至ったことはここに記し記憶から葬り去ることにする。

すぐにはヤらなかった。「シャワーを浴びてから考える。」と言われ、相手に思考能力が存在することを知ってはじめて、自分は人間を相手取っていることに気づいた。武者震いが止まらない。向こうはシャワーを浴びて、僕がシャワーを浴びて、女の子は言う「友達にこれから童貞卒業するよってLINE飛ばしな。」 さすがにヘッズも唸る誘い文句。おもわず手よりも先にちんちんが挙がっちゃってた。そこから僕らは風になって、攻防戦を繰り広げ、営んだ。イけなかった。オフィシャルの裁定では童貞を捨てたかは怪しいらしい。しかしチャレンジは1回ってリーグの規定で決まっているので、切り札はとっておくタイプの僕は今はまだ使わないことにした。かくして童貞を捨てたのである。

あんなに愛し合ったのに別れはドライだった。あんなにスマートだった銀河鉄道の空での出来事とは裏腹に地上は温暖湿潤。バカにしているのかと思った。

正直、1人になってからはウキウキが止まらなかった。大人のステップを登ったのだ。小学一年生のときにみる小学六年生が手の届かない大スターだったように、非童貞の人間は私にとっての小学六年生であったのだ。そんな憧れを手にした喜びで金玉すっからかん、希望いっぱいの顔つきをして一日ぶりの帰宅をした。早速ドアを開ける父と妹の喧嘩の声が祝福のファンファーレで迎えてくれた。その日、妹は家を出ていってしまった。外は晴れていた。松岡修造が笑ってる。私の何がいけなかったのだろうか。どうやら私の貞操は世帯構成をも変えてしまったようだ。ゆっくり余韻に浸ってオナニーをしたかった(オナニーのしすぎがフィニッシュに至らなかった原因なのに学べないんだね)のに、あのキチガイの母にまた邪魔をされた。俺の勝利のオナニーと妹を誘拐されてしまったのだ。

勘当した妹をオチに使う最低な兄を、妹は許してくれるだろうか。最低とオナニーという2人の単語で、1話たりとも観たことのない某アニメを思い浮かべた兄を許してはくれるだろうか。僕の童貞を奪った千葉の峰不二子は、今度もまた体を重ねてくれるだろうか。心配が尽きない。性欲も尽きない。ありあまる欲求を文にしてこのブログを閉じることとする。南無。